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前防衛次官の守屋氏の衆議院での証人喚問で数々の公職高官にあるまじき疑惑を追及され当初は「記憶にありません!」との厚顔の回答から、ついには目から涙を流して、「刑事罰をも受ける覚悟であります!」との心境を吐露するに到った大きな写真つきの新聞報道がなされました。 この写真を拝見しまして終戦直後の造船疑獄やら田中元首相によるロッキード疑獄等連綿とつづく公職高官ならびに政治家による不祥事が性懲りもせず後を絶たないことになさけない思いをしているのは私だけでは無いと思います。このなさけない背景にあるものこそ実は明治政府以降日本の社会に深く根付いている間違った社会的価値観の教育にあるのではないかとつくづく思っています。 今回の守屋氏の件についても、一般大衆を味方につけようと「苦りきった顔をして報道しようとするマスコミ関係者」や、はたまた政府関係者からすらも「高官としてあるまじきふるまいだ!」とか「この人は政治家に対しても官庁役人の分限を越えており自分を何様だと思っているか!」とか、永年勤めてきた「退職金を返納すべきだ!」とか、まるで溝(どぶ)に落ちた犬を叩くような粛清の嵐の真っ只中にあり、自業自得とは言え私は本来糾弾すべき間違った社会価値観の温床の存在に対して誰も触れようとしないことは片手落ちのような気がしてなりません。守屋氏だけをにくませることがこの根の深い問題を解決することにはならないと思います。 この守屋氏の目から流れた一筋の涙を見て、一個人の間違った行為の背景にある日本の社会の間違った価値観に踊らされて陥ってしまった個人の悲哀のようなものを私は感じました。恐らくは彼の育ってきた境遇が決して恵まれたものではなくて、精神的悲哀を跳ね返そうと組織に身を投じ「偉くなることこそが見返してやることになる。」と懸命に、そして強引につき進んできた結果ではなかろうかと思います。彼なりに今日に到るまで自衛隊という日陰的存在を国防を担う誰でもが認める正しい評価に修正しようと全力をかたむけ防衛省に昇格させるために懸命に走り続けた成果もあると思います。ただ悲しいかな、宗教的道義的精神が従来の日本の政治家や財界人と同じように欠如していたことがこの不祥事を引き起こした最大の原因でありましょう。 リーダーシップ評価の間違った最たるものは、まずは明治維新以降に札幌農学校で「青年よ大志を抱け!」と言葉を残したクラーク博士自身が帰国後にバブルに踊って惨めな一生に終わったことが意外に大きく報じられていない事に加えて、本来は「志を高くもちなさい!」と言う意味を社会的に偉くなることに極端に解釈してその幻想を必要以上にかき立てたこと。次に「水、清ければ魚住まず!」とか「大人物というものは清濁あわせ呑む!」とかがまことしやかに言い伝えられていること。はたまた「ポストは人を造る。」等、偉くなることこそをまず第一義に評価して疑わないことにあるのではないでしょうか?そしてこうして偉くなった人間に限って権力をふりかざしてえばろうとしたり、弱い人間を無視しようとする人間ばかりなのです。 ひと昔前に「野党がいくらギャーギャー騒いでも、予算に指一本触れることはできない」とか「閣僚として、予算委員会に毎日出なければならないのは退屈この上ない」などと放言したよな、つまらない人間を厚生大臣にまで押し上げて更には勲一等瑞宝章までさずけたというあきれはてたこの日本の社会の価値感の病巣の根底を覆さないかぎり第三第四の不祥事はいつまでたってもなくならないと思われます。 今話題の諸先生方に申しあげたい。「政治家としての驕りは本当に無いかどうか?」陳情に耳を傾け国益を守るためと称して「業界団体と政治家が飯を食うことはよくあることだ!」という言葉を隠れ蓑にして「先生、先生!」とおだてられ、公人としての自分の立場をわきまえずに会食に出かけて行った事実は無かったかどうか?そしてこの修羅場だけを何とか逃げ切ろうとしてはいないかどうか?? 心に驕りや、やましさが本当に無いかどうか胸に手をあてて真摯に己を省みていただきたい。そして「宗教的道義的精神が欠如していて、自分が偉くなったことをふりかざす尊大な人間であると自己評価するならば」真の国民にとってためになる人材ではないと思いますので自発的に職を辞していただきたいと思います。そうして公職にある方々が率先して襟を正して行くことが、病んでいるこの日本社会を更生させる第一歩であると思いますがいかがなものでしょうか? |
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力のこもったコメント大変頼もしく感じながら読ませて頂きました。 |
愛112 2007/11/18 19:43 |
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